南天 Written by 楠見 優太

落ち葉

教養

 7月の朝(午前五時半頃)、窓を開けると、昨夜雨が降ったせいか、庭に落ち葉が幾つもありました。

 いつもは、そんなに気にならないのですが、そのときは無性に落ち葉を拾うという掃除をしなければと思い、朝食を済ませた後の午前6時頃に、長袖、長ズボン、長靴、軍手に帽子を装着して、掃除を開始しました。

 掃除を、始めると、落ち葉を拾うということ以外に、草むしりをしました。日が昇る前で涼しかったとはいえ、中腰の姿勢になって30分間程、黙々と掃除をしていると、汗が出てきました。

 掃除が終わって、家に入ると、汗でベトベトしていて不快だったので、シャワーを浴びました。

 シャワーを浴びている最中に、そういえば、昨日の夜は蒸し暑くて、汗をかいていたことを思い出しました。

 …ということは、先程、私が窓を開けて、庭に落ちている落ち葉を見て、無性に掃除がしたくなったのは、私に汗をかかせることで、シャワーを浴びさせ、サッパリさせるためだったのかな、と妙に納得しました。